ビル・ゲイツが断言した!! 今ある銀行は必要なくなる 2


前回の記事はこちら→ ビル・ゲイツが断言した!! 今ある銀行は必要なくなる 1

融資・資産運用までも【フィンテック】の快進撃

前回の記事でまとめさせていただいた通り、ここまでは既存の銀行サービスを大きく浸食するものではないかもしれない。
しかし、銀行業務の重要な柱となる「融資」の分野にまで、フィンテックは進出を始めている。

「ソーシャルレンディング」と呼ばれる、投資家と借り手を結ぶサービスは、その最たるものだ

サービス提供者は独自の基準により借り手を格付けし、投資家たちはそれをもとに自分が貸し付ける相手を探す。
貸し倒れの危険性が低ければ金利は低くなり、危険性が高いと、それだけ見返り大きくなる。

旧来の銀行のように実店舗や銀行員は必要ないので経費は圧縮され、金利は低く抑えられる。
さらには従来なら銀行の融資の対象とならなかった中小企業や個人も、サービスに登録さえすれば、投資家を見つけるチャンスが生まれる。
貸し手にも大きくメリットがある。

自動化された審査は短時間で終わるだけでなく、ビッグデーターの活用により、
これまで以上の正確性が期待される。
銀行の融資担当者が職を失うといわれていますが理由がわかりますね|д゚)

ソーシャルレンディングの代表格である米国の【レンディングクラブ】は2007年に創業され、
時価総額が約一兆円という規模にまで成長している!!

脅威にさらされているのは銀行だけではなく、
手軽な資産運用を可能にする存在として出現したネット証券をもフィンテックがのみ込むかもしれない分野だ。
スマートホンを数回タップするだけで株を取引できる【ロボアドバイザー】と呼ばれる技術により、
10問ほどの質問に答えるだけで、本人にとって最適と思われる※ポートフォリオを組み立ててくれる。
※ポートフォリオとは金融資産の組み合わせのことを指す。

数年前には考えられなかったようなサービスが次々と生まれている。

「フィンテック企業」と「従来の金融サービス」との競争は激化の一途をたどりそうだ。