卑屈な発言をする人の隠れた心理状態


こんにちは(^^)

manokanです。

前回の記事はこちら→ 【やる前から言い訳をする人とうまくやっていく方法】


今回も心理学に基づき【対人関係】をテーマにまとめていきます。

<(_ _)>よろしくお願いします


本当は傷つきたくない、褒められたい、好かれたい


「自分はバカだから、何をやってもダメなんです」などと、自分をさげすむような卑屈な発言を頻繁にしていませんか?




これもまた一見、謙虚にとらわれるかもしれませんが、このような発言には、さまざまな心理が見え隠れしています。




ひとつめは、失敗をしてしまったときに備えてハードルを下げておくことです。



これは、前回の記事で紹介させていただいたセルフ・ハンディキャッピングのひとつで、自尊心を保つために前もって打つ手段です。




ふたつめは、周りから賞賛されたいという喝采願望(かっさいがんぼう)が関係しています。
※喝采願望とは仕事や勉強などで優秀な成績を納めるなどして賞賛されたり、尊敬されることを喜びと感じること。喝采願望が強くなると、ウソをついてでも関心や興味を示してもらおうとします。




自分の能力であれば明らかに達成可能な課題に対しても、ハードルを下げておくことで、「苦労したけど、よく頑張った」と、周りから褒められるようになります。




そして最後は、相手から好意を得たいときに、自分を下げて相手を持ち上げます。




これを迎合行動(げいごうこうどう)のひとつである卑下といいます。
※迎合行動とは自分の考えを曲げてでも、他人の気に入るように調子を合わせること。




これらは人間関係を円滑にする方法として、ときには有効ですが、度がすぎると周りに嫌悪感を抱かせてしまうので、注意が必要です。



「私なんて・・・」は、相手の好意を得たい場合にも使われる!


「自分はバカだから」、「私なんて・・・」など自分をおとしめる発言は、相手を持ち上げて、行為を得る迎合行動の卑下に当てはまる場合があります。迎合行動には主に4つのパターンがあります。



卑下

あえて自分をおとしめる発言をすることで、相手を持ち上げる。好意を得たい、褒められたいという心理の表れ。また、自己評価が低い場合にも、卑下する発言をすることがある。

親切

好意を得たい相手の行動に注意して、気を配る。「自分だけが特別なんだ」と思わせることが重要になるが、行き過ぎた親切はおせっかいととらわれてしまうおそれがあります。

賛辞

褒め言葉を使って相手を心地よくさせる。迎合行動の中では最も使いやすい方法だが、わざとらしい褒め言葉はかえって逆効果になる。

同意

相手の意見に賛成することで仲間意識が生まれる。相手との距離を縮めやすい反面、いつも賛同してばかりだと「自分の意見のない人」と思われる。

迎合行動は対人関係を円滑にしていく上で有効なテクニックです。しかし、わざとらしく感じるものや、いき過ぎた行動は、逆効果になってしまうので、注意が必要ですね( ・`ω・´)キリッ


まとめ

◎卑屈な発言の裏には、傷つきたくない気持ちや、褒められたいという感情がある
◎言いすぎは嫌悪感を抱くので意識すること





次回の記事はこちら→ 【怒りは本当の気持ちを隠すフィルター!?】



お読みいただきありがとうございました。