「昔はよかった」と郷愁にふける上司の心理

心理学

超ブログ管理人のmanokanです。

 
今回も心理学に基づき【対人関係】をテーマに記事を書いていきます。

 
<(_ _)>どうぞ最後までお付き合いください

 
 
 

取り残される不安を回避して優越感にひたる

飲み会の席などでよく、「あの頃はよかったなぁ」「今の時代は便利になったよ、俺たちの時代は~」と、当時の話を年長者から延々と聞かされたことはありませんか?
 
 
 
人生の先輩の話だから無下にしてはいけないと思いつつも、内心は時間を気にしながら耳を傾けるといった経験は社会人になれば少なからずあることでしょう。

 
 
 

「昔はよかった」と言えるのは
苦い思い出は記憶の彼方へ忘れ去られ、よい記憶だけが残った場合。

または

②「あの苦しい時代をよく乗り切ったな」という感慨。

あるいは

③年を重ねて若者や時代から取り残される不安から逃避するためや、現実から目を背けたいという思い。

さらに、

④「昔はよかった」と言うことで、「君たちは知らないだろうね」という優越感にひたっている場合があります。

 
 
 

残念ながら、このような言動を相手に変えてもらう方法を探るのは根本的に難しいことです。
 
 
 

しかし、このメカニズムを理解しておけば、飲み会の席などで郷愁にふける年長者の心理も受け入れることができるのではないでしょうか。

 
 
 

ノスタルジーにひたる中高年の心理

過去に思いを馳せるときに肯定的な感情を指す言葉に「ノスタルジー」がありますが、これは本来、医学用語で、肯定された過去を思い出すことで心理的に安らぐ効果があるといわれています。

つらい記憶はしまい込んで、よかった記憶しか残ってない

過去の大変な記憶などを美化し、自分の思い込みや断片的な記憶で内容をつくり上げ再帰している可能性が高い。
 
 

激動の時代をよく乗り切ったな、と自分を褒めたい

大変な思いをしながらも乗り越えた過去の自分を振り返り、感慨にふけるあまりに自分で褒めてあげたくなる。
 
 

めまぐるしい時代と若者に置いてきぼりにされたくない

時代の流れに乗れず、もう自分は若くないのだという現実を突きつけられ、不安になる気持ちからの逃避。
 
 

追いつけないからいっそ、現実から逃げてしまいたい

若者が知らない時代を生き抜いてきたんだという優越感にひたることで、現実から目を遠ざけて肯定しようとしている。
 
 

まとめ

◎郷愁にふける人は時代から取り残されると不安になり、目を背けたいと思っている
◎メカニズムを知って適度に対応しよう
 
 
 

<(_ _)>最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 
 

次回の記事はこちら→ うまく付き合えない上司との接し方
 
 

前回の記事はこちら→ やる気がない部下を成長させたい
 
 
それでは次回をご期待ください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ…

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