他人と比べて優劣をつけてしまうのはどうしてなのか?


超ブログ管理人のmanokanです<(_ _)>


今回も心理学に基づき【対人関係】をテーマに記事を書いていきます。


どうぞ最後までお付き合いください。



優劣をつけるのは成長していく上で大切なこと



私たちは上司や部下、同僚など、多くの人と共に仕事をしています。





そのなかで、つい他人と自分の能力を比べてしまうことはありませんか?





たとえば、入社時は同じスタートラインに立っていた同僚が自分よりも先に昇進や賞賛されると、「どうして同じ時期に入社したのに差が出てしまうのだろう」と比べてしまい、落ち込んでしまうことがあります。





また、同僚の昇進を素直に喜べない自分に嫌気がさしてしまうでしょう。





多くの職場では、相対的な評価基準を設けているため、自己評価も相対的なものになりがちです。





しかし、相対評価は自分の成績や位置を集団の中で明確にでき、競争心を煽ることができる半面、個人的な目標をたてにくいため、能力向上に結びつけにくいのです。





他人と比べること自体は決して悪いことではありません。





なぜなら、悔しいと思う気持ちがさらなる成長をうながすからです。





また、個人の能力を確実に向上させていくには、相手と比較しない絶対評価や、自分の個性を発達的にみる個人内評価で自分自身を評価するとよいでしょう。




評価の種類とそれぞれの長所・短所


個人の評価には相対評価、絶対評価、個人内評価など、さまざまな種類があり、評価の仕方はひとつではないことを知っておいて下さい。


相対評価

すでに存在している評価基準にしたがい、集団内において相対的に評価すること。評価の基準はしっかりしていて、自分の能力の位置が明確な半面、「あの人は営業が苦手だけど、飲み会の幹事は得意だ」といった個人の特性が埋もれるというデメリットも・・・


絶対評価

絶対的な基準に照らして、周りの人と比較せずに見ていく方法。個人の特性が反映されやすい半面、評価する側の主観的な判断が投影されやすい。たとえば相性が悪い上司から不当な評価をされることも。

個人内評価

他人との評価ではなく、自分の個性を総合的に把握して発達的に評価すること。たとえば、過去に受けた苦手な分野のテストと同じ内容のテストを受け、前回より点数がよければ成長したと実感することができる。性格や行動など個人を多面的に見る必要がある。




まとめ

◎ライバルがいることで競争心が芽生える
◎相対評価、絶対評価などそれぞれに適した対応を取ることで成長の度合いをはかる




<(_ _)>お読みいただきありがとうございました。


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